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「榊原…!!」
智久が拳を握り締め、一歩ずつ近づいていく。
それを綾香が引き止めた。
「今は堪えて!!貴方まで死んじゃう!!」
その言葉に、智久は踏み止まった。
「利口な判断だ。これでアレが見られるな。…ハンターは何処だ?」
相変わらず紅茶を啜る夜深に尋ねる。
「いつでも呼べるよ」
短く答え、すぐに機械を操作する夜深。
頑丈な扉が、凄まじい音と共に開かれる。
その先に、ハンターの姿が映った。
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