第十八章「決着」

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「戸塚さん!!」 「リリー!!」 一同の目の前には、死んだ筈の二人が居た。 榊原の部下を拘束しながら。 「…全く。永宮くんといい、貴方といい。その脳で一国くらい手中に出来そうですね」 呆れた様に言う戸塚。 しかし顔は微笑んでいる。 「こんな秘策があるなら、初めから話しておきなさいよ」 リリーに怒られた夜深は、楽しむかの様に答えた。 「結末を知るのは製作者だけで良いのさ。…それに約束があるからね」 そう言ってパソコンを操作する。 其処には一人の外人が映し出されていた。
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