第十八章「決着」

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「ケネス!?」 「パパ!!」 ほぼ同時に叫んだ智久とリリー。 「リリア、無事で良かった」 「…パパも元気で良かったわ」 涙ながらに語り合う二人。 それを見ていた智久は驚きを隠せずにいた。 「二人が親子だったなんて…」 それを見たケネスが口を開く。 「智久、久し振りだね。あの時よりも良い顔つきをしている」 車内から通信しているのか、若干のノイズが混じっている。 「お久し振りです。やっと…、全てが終わりました」 久し振りに会話を交わした二人。 しかしケネスが意地悪そうに言う。 「まだ終わってないだろう?そのまま、少し待っていなさい」
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