第二十章「eternal deys」

2/11

488人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
「…ありがとう」 智久は素直な気持ちを言葉にした。 「感謝の言葉なら、ケネスや君の友人達に言いなよ」 その言葉に慣れていない夜深は、静かに言い放つ。 「お前が居なかったら、俺は何一つ救えなかった。だから、ありがとう」 再び口にする感謝の言葉。 「君の諦めない勇気が成し得た事だよ」 其処で会話は途切れ、二人で空を見上げた。 「あの頃は、今みたいな事になるなんて、思ってもみなかったな」 「…そうだね」 二人は思い出していた。 今とは違い、二人が心から笑い合った日々を…。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

488人が本棚に入れています
本棚に追加