第二十章「eternal deys」

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「全く…、酔っ払いの相手は疲れるな…」 智久は溜め息を漏らし、椅子へと腰かけた。 「お疲れ様」 不意に頬へと刺激が走る。 優奈が缶ジュースを押し当てたのだ。 「うわっ…と、優奈か…」 「えへへ、ビックリしてやんのー」 可愛らしくおどける姿は、あの頃のままだった。 「ありがと。…でも本当に良かった。優奈や皆が無事でさ」 そう言った視界には、ケネスにヘッドロックをかけるリリーが映る。 「綺麗な人だよね。…お似合いじゃない?」 「だよなぁ。あの親子を見てると、心が…」 そう言いかけた時、優奈が苦笑しながら遮る。 「違うって!!智久くん達がってこと」 「………?」 訳が解らずキョトンとする智久。 優奈が交互に指を差し、漸く気づいた。 「な、ないない!!俺とリリーは、そんなんじゃないよ」 慌てて否定する智久に、優奈は意地悪な笑みを浮かべる。 「ふーん。怪しいなぁ…」 その後も暫く他愛のない会話を続けた。 そんな時、優奈が静かに口を開く。
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