第四章「神隠し」

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「それでは出発しましょうかね」 一同は、問題の廃村を調べに行くことにした。 「佐竹さん、間垣さん、野々村さん。…それからリリーさんは、此処で待機して下さい」 その言葉に、リリーは声を荒げる。 「私も行くわ!!」 「おいおい…。これ以上、わがまま言うなよ。ただでさえ無理矢理に此処まで来たんだから…」 頭を押さえながら困り果てる智久。 「だって、こんなむさ苦しい人達と待ってるなんて嫌よ!!」 リリーに指さされた三人は、苦笑いを浮かべるしか出来なかった。
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