第五章「軌跡の先に…」

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「それって…本当に、この家だったの?」 リリーが半信半疑といった雰囲気を醸し出す。 「…私も30年以上のベテランです。思い違いは絶対に無いと断言できますよ」 気に障った風も見せず、淡々と答える戸塚。 だからこそ、リリー達は何も言えなかった。 「…という事は、此処に何かが隠されてるって事ですかね」 裕也が四方を見回しながら呟く。 その場には無言の肯定が広がった。 「取り敢えず、隈無く探してみましょう。…きっと何かが見つかる筈ですから」 智久の言葉を皮きりに、一同は捜索を始める。 ―――― 数十分後…。 「…あっ」 リリーが短く声を上げた。 その声に、三人が集まってくる。 "ソレ"を見た時、一同は愕然とした。
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