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「それって…本当に、この家だったの?」
リリーが半信半疑といった雰囲気を醸し出す。
「…私も30年以上のベテランです。思い違いは絶対に無いと断言できますよ」
気に障った風も見せず、淡々と答える戸塚。
だからこそ、リリー達は何も言えなかった。
「…という事は、此処に何かが隠されてるって事ですかね」
裕也が四方を見回しながら呟く。
その場には無言の肯定が広がった。
「取り敢えず、隈無く探してみましょう。…きっと何かが見つかる筈ですから」
智久の言葉を皮きりに、一同は捜索を始める。
――――
数十分後…。
「…あっ」
リリーが短く声を上げた。
その声に、三人が集まってくる。
"ソレ"を見た時、一同は愕然とした。
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