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「……なあ、何処まで付いて来るんだ?」
智久は換金所の前に立ち、集計を待っていた。
煙草を吸いながら、後ろに立つリリーに問いかける。
「この後は時間あるの?」
問い掛けに問い掛けで返してきた事に腹を立てたのか、智久は無言で前に向き直る。
「無視しないでよ!!」
「あー、分かった。分かったから大声出すな」
頬を膨らませるリリーを横目に、換金された金を受け取る。
額は10万$は軽くあった。
「……何の為に、そこまで稼いでるの?」
神妙な面持ちで尋ねるリリーには、先ほどまでのふざけた雰囲気は感じ取れなかった。
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