第六章「悪魔の視線」

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「此処は何かの施設みたいですねぇ」 戸塚が辺りを見回しながら口を開く。 その視線の先に、壁に書かれた文字を見つけた。 【D‐4】 「…なかなか苦労しそうです」 文字を見つめながら呟く。 つられて裕也も文字を見つめた。 「智久さん達はAに居るんでしょうか?」 「何とも言えませんが恐らくは、その考えで間違いないでしょうね」 戸塚も裕也の意見に賛同する。 それを踏まえて裕也が重要な問い掛けをした。 「どうします?Aを目指して進むか、調べながら合流出来るのを待つか…」 「調べながらにしましょうか…。永宮くん達も調べながら進んでいるでしょうし、情報は多い方が良いですから」 その言葉で方向性は決まった。
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