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「それにしても、あの怪物は…」
何なんでしょう?
そう言い終える前に戸塚が口を開く。
「恐らく研究の"成果"でしょうね。全く…、生身の人間が相手にするもんじゃありませんよ…」
――――
戸塚と裕也が【D‐3】を調べている時、遠くから物音がした。
不審に思い、慎重に近付いて行く。
そして"奴"と出くわした。
全身が黒く、筋肉で覆われ。口は大きく裂け、鋭い歯が剥き出し。
どこか猿に似た顔つきの怪物と…。
すぐに飛びかかってきた怪物に、反応が遅れた裕也。
それを庇う形で戸塚が負傷してしまったのだった…。
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