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次の日、朝早く(といっても8時だが)に起き
愛車に火を入れる、アクセルを回し吹けりかたを見る限り
どうやらコイツは絶好調だ、俺は眠いと言うのに。
朝飯を食い、お互い着替え、準備をする。はずだったが・・・
先に着替えされ、
「先に出てて」
と追い出された。なんなんだ?いったい
煙草を吹かしながら待つこと10分、ドアが開きやっと出てきたと思えば
「~~~~~~~!!!ゲホッ!ゴホッ・・・」
「っ、お、お前、なんだ?その、ゴホッ、格、好」
驚きの余り煙草に咽る
「変、かな?」
「変、かな?じゃねーだろ!なんで女装してんだ!!」
そうコイツはわざわざ人を待たせて、こんな格好(女装)をしてきたのだ
女物のパーカーにスカート・・・大丈夫か、コイツ?
「なんで、んな格好してんだよ?」
「だって・・・マコ兄の前では、一番可愛い格好でいたいんだもん・・・」
ドキッとしてしまった自分がいた
気づかれては困るので、とっとと行くことにする
「~!行くぞ!」
「・・・え?この格好でもいいの?」
良いとはっきりいえるわけもなく、結局
「似合ってんだから、いいんじゃねーの?」
と誤魔化した。
「え?あはっ、まさかマコ兄に褒められるなんて思ってなかったから、
嬉しいな」
案の定コイツはご機嫌になってしまった。
「誰が褒めたんだよバーカ、置いてくぞ?」
その笑顔が可愛かったという事実は内緒だ
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