第四章

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「緊張しすぎ。 ただの飲み、なんだったら余計に気楽にいかないと。」 「うん…うん、そうだね。 …頑張る。」 「頑張って気楽にいくって、本当友香子らしいわ…。」  テーブルに突っ伏している間に大分冷めてしまったカフェラテに口を付ける。 温いカフェラテのお世辞にも美味しいとは言えなくなった味が、逆に私に冷静さを与えていくようだった。 そうだ、テンパったところでどうしようもない。 落ち着いて、大好きな飲みの席を楽しむに越した事はないのだ。
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