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明日も明後日も
あたしは
あなたを思って
泣くのでしょう。
でもあなたには
この涙のひとつぶも
伝わらないでしょう。
もしも
あたしの涙が
あなたの住む街に
雨となって降り注いだなら
その雨は止むことがないでしょう。
けれど…
その雨があなたの頬に
触れることは
決して
決して
ないのでしょう。
そのことが
分かっていても
雨はきっと止まないし
膨らんだ想いは縮むことなく
あたしの胸の奥深くで
鳴り続けるのです。
あなたはきっと
この想いに気づかないから
だから
世界で一番笑っていてください。
涙でできた水たまり。
あなたのきらきらした
笑顔を映し出して
虹ができるの。
その虹は
あたしの心を
鳴らしつづけるから。
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