~プロローグ~

2/4
1425人が本棚に入れています
本棚に追加
/137ページ
 「まだまだだね。一刀」 部活帰りにいつものゲーセンに寄った俺達は、入ったばかりの格ゲーを一刀と対戦していた。 「一輝が、強すぎるんだよ」  対戦台の向こうから同じ剣道部の仲間であり親友の北郷一刀がこっちにやって来た。 「剣道じゃ一刀の方が強いけど格ゲーならそこら辺のプレイヤーに負ける気がしないしね。」  そんなくだらない話をしていたら乱入者が入ってきた 「さて、どれくらいの腕前なのかな・・・楽しみだな」  この時は、知るよしも無かった・・・これが、最後のゲームになるなんて・・・  あれから20連勝してゲームを終わらせると俺達は、別れて後は家に帰る途中で信号に引っかかってしまったが直ぐに青になり渡る事ができた 「は~・・・明日も学校か~」  そんな事を思っていたら小学校の低学年の子供が、信号を渡ろうとしていたが運悪くトラックが突っ込んで来たのだ。トラックの運転手は、意識が無く寝ているようだ 「坊主危ない!!」  渡っていた少年の襟首を引っ張り出したが俺は、車道に出てしまいトラックにひかれて17年という人生に幕をどしたのだった・・・
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!