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「うわぁ!?」
ビックリして俺はフェンスに思いきり背中を打ちつける。
な!え?誰!?
「フフフ……。
驚きすぎだよ」
そう言ってクスクス笑う目の前の人物。
それはうちの学校の制服を着た女子高校生……おそらく俺より学年が上の先輩だろう。
……なんかすごい大人びた、なんつーか色っぽさがあった。
黒髪長髪のストレートはサラサラしていて
肌はそれに相対して透き通るような綺麗な白をしていた。
妖艶に微笑むその顔はまさしく
美少女……といっていいだろう。
やべ……滅茶苦茶可愛い。
こんな人……うちの学校にいたのか?
美少女というと神無や雨宮、それから小金井とこの学校には容姿のレベルが高い女子がたくさんいる(秋山談)。
でも……今、目の前にいる少女は間違いなくその中でも最高クラスなんじゃないか……と思えるほど
美人だった。
「……どうしたの?」
目の前の少女が小首をかしげる。
「い、いや……なんでも、ない……です」
しまった。
どうやら俺は彼女に見とれて硬直していたらしい。
……落ち着け、俺。
まさか秋山の美少女レーダーに引っ掛からない美少女がいるとは思わなかったから動揺したまでだ。
うん、ホントホント。
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