相沢あかね(2)

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わたしは布団にくるまったまま、寝ぼけた頭でいつものように置き時計を見た。 「……あと……5分だけ」 いつもの言葉をつぶやいて、わたしは再び布団の中に潜り込もうとした。 けれど、昨日の女性の顔が浮かんできて、 一気に目が覚めてしまったわたしは、布団をはねのけて立ち上がっていた。 〓
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