相沢あかね(1)

4/22
前へ
/113ページ
次へ
「裕二くん、かっこよかったなぁ……。」 わたしは街灯の明かりが永遠と続くようなつまらない線路沿いの道を歩きながら、 さっきまでの合コンの余韻を楽しんでいた。 「あかね、お願い! 今日の合コン、まゆみが来れなくなっちゃって」 サヤカにいつもの「一生のお願い」をされて、わたしはしょうがなく参加してあげた。
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加