7人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
「じゃあさ真弥は自分が好き?」
「大嫌いだよ。弱虫でバカで淋しがりやで、無力な自分がだっっっいきらい!!!」
真弥は私の方を向き笑顔を見せる。
そして、青空を見上げて、手を伸ばし言った。
「でもさ、自分が大嫌いな分だけ、自分を好きになった時に今よりも、いっぱい、幸せがあると思うんだ。時間をかけて好きにならないと、幸せがよってこない。生きてる時間は、長いんだから、短い人もいるけど…死ぬまでの間だけでも、短い用で長い。1日の一瞬でも、嫌いな自分が好きになると思うよ?アハハ。意味わからないね」
「ううん。私も、時間をかけて自分を好きになる!ありがと!」
そうだよ!
急いだって何もないよ!
時間をかけて自分を好きになれば、良いんだ。
簡単な答えだったんだね。
ありがとう真弥。
完
最初のコメントを投稿しよう!