第2話『青春? なにそれ美味しいの?』

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      「球技大会かぁ、大変だなぁ」 凛々さんと真優さん、日菜さんに俺で会話を始めようと切り出した。 解散みたいになったが、帰らずグヘヘとか思ってはいない。 教室で他のグループがどうなるかを見たかったのと、凛々さん達と仲良くなりたいと思った。 正達は帰ってしまった、もったいない。 「そう? 日菜は楽しみだよ!」 元気で明るい日菜さん。 見ているだけでまぶしい。 「そう? まぁやるなら勝ちたいわね」 よくわからない凛々さん。 ただのクールなのか、何を考えているのかを表に出さないだけなのか。 所謂ポーカーフェイスなのだ。 「勝ちたいね!」 若干キャラが被り始めた幼なじみの真優さん。 こいつも明るいが、「明るい」といっても種類がいくつかある。 こいつは軽度のツンデレかな。 「んーまぁ勝ちたいわな」 頭を掻いてしまう。 そういう癖なのはわかっているのだが、自分でもよくわからない時に出てくるのだ。 まだ仲良くなり始めで、凛々さん達と話すのは恥ずかしいからなのかな。 クラスを見ると、なんかもうやけくそみたいなかんじで適当にチームを作り始めていた。 そんなこんなで帰ることになりました。 手抜きって素敵。
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