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「裕翔、ごめっ…。」
「ごめんって、なにがっ!?」
なんだろう…
わかんねえや。
言いたい言葉が見つからなくて裕翔を力一杯抱きしめた。
「涼介っ、涼介ぇ・・・っ」
「なに?」
「離れない?」
「離れないよ、絶対」
何年も前からずっと、固く思ってきた。
裕翔の傍からは決して離れないって。
俺の決心はもう揺るがない。
裕翔が俺を要らないって言うまで、ずっとずっと傍にいる。
「約束、できるの?」
「約束するよ、離れない」
「…、ちゅうして?」
「ふふ、ちゅっ」
約束だよ、って裕翔とキスを交わした。
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