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私は足音を無視して中庭を見ていた。
すると、勢いよく教室のドアがあいた。
「ちょっと!探したのよ夏!!」
私は後ろからする声に振り向いた。
その声の主は、私の唯一無二の親友、日陰心だった。
心は発言を言い終えると、私の横に並び、さっき私が見ていた中庭をみた。
「中庭になんかあんの??」
「桜、綺麗だよね。…私もあんな風に綺麗で大きな存在になりたいなぁ…。」
私は少し恥じらいながら、小さくつぶやいた。
「フン!!中庭の桜なんて去年みたわよ!!それに、夏は充分に可愛いんだから!」
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