序章.
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ふわふわと、まるであの柔らかな雲の上にいる様な浮遊感。 ―今まで何があったんだっけ? ……何も、覚えていない。名前も…。 『…――。』 ―だれ? 『―ス……。』 ―私を呼んでいるの? 『…、ア…―ス。』 ―あなたは…、私はだれ?
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