04:オオカミさんの看病!?

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「まーと??」 弱々しい声で、桔梗が話す。 ありゃ、起こしちゃった?? 「ご、ごめん。 起こしちゃったね」 急いで、ベッドの側にいく。 高熱のせいで、目が虚ろになっている。 「あれ?? まーとじゃない??」 ピントの合わない目で、私を捉えようとする。 「う~ん、ごめん。 麻椰斗くんじゃないかな??」 そういうと、桔梗が小首を傾げる。 その仕種は、ちょっと子供っぽくて。 思わず、微笑んでしまう。 「じゃあ、だあれ??」 これも、熱のせいなのか言葉も子供っぽくなっている。 なんか、ちょっと意地悪したいな。 「誰だと思う??」 「う~ん」 悩んでるそぶりを見せてると思えば、急に引き寄せられる。 頭を胸元に押さえ付けられて、結構苦しい。
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