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「えっ!?
ベットから出れる??」
「ちょっと、無理かな??」
まだ、熱あるんだ。
「じゃあ、ダメじゃない」
「んー??
簡単な方法あるよ??」
ほぇ??何だろう??
「夏姫が、食べさてくれればいい」
桔梗が、悩殺スマイルをする。
いやいや。
「え、自分で食べれるでしょ??」
「無理」
そんな、断言しなくても。
「早~く!!」
桔梗は、駄々っ子みたいな声を出す。
仕方ないなぁ………。
私は、お鍋の蓋を開けてレンゲで掬って桔梗の口元へ運ぶ。
「はい、どうぞ」
「……………」
桔梗は、いっこうに口を開けようとしない。
な、何!?
自分が、食べさせろって言ったのに!!
「……………、そのままじゃ熱いじゃん」
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