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「ふーふーすれば、いいじゃん」
「夏姫がして」
はぁ??
「それは、出来るでしょ??」
「息吹くのって、熱出てる時にすると、頭痛くなるじゃん」
……………。
た、確かに言えるかも。
で、でも!!
いくらなんでも、恥ずかしくない??
それでも、桔梗はじっと見てくるし。
し、仕方ない。
私は、ふーふーをして再度桔梗の口元に運ぶ。
「あーんは??」
なっ!?
んな、恥ずかしいことで、出来るかー!!
そんな私の心中を悟ってくれず、桔梗はずっと待っている。
「あ、あーん」
「あーん♪」
桔梗は、機嫌よくお粥を咀嚼している。
「うまい!!」
次~と言って、私がお粥を掬うのを待っている。
か、可愛いんだけど…………。
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