10才

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小学校四年生の冬だった。 いつものように学校が終わりNちゃんの家で遊んでいたら、おばさんが 「まぁちゃん、たっちゃんお母さんのところに行くから支度して」 と言い出した。 「ママ帰ってきたの?」 と私が聞くと 「ママが待ってるから行くよ」 と言った。 ジャンパー(今で言うダウンかな(笑))を羽織るとおばさんの車になぜか乗せられ駅へと向かった。 何も知らないまま駅に着いておばさんに手を握られ駅内を歩くと母が立っていた。
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