11才

2/8
前へ
/222ページ
次へ
小学校五年生になった時はアイツはほとんど生活費を入れず好き放題に暮らしていた。 私も兄も小さくなった体操服を着続け、給食費が払われてないと知り恥ずかしい思いもしながら給食を食べた。 学校で必要なものはアイツに許可を得なければ買ってもらえない。 鉛筆一本だって自分では買えない。 一体私達家族に何かしてくれる訳じゃないのに何故アイツと暮らし続けなければいけないのか? どん底の貧しい生活… そして、二度目の家出が決行された。
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

195人が本棚に入れています
本棚に追加