9才

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母親の父であり私のじいじ。 母親の母(本当のばあば)は母が中学生の時に脳梗塞で亡くなったらしい。 私が産まれる前だから遺影でしか見たことはない。 後妻(今のばあば)は私が産まれた時にじいじと一緒になったから私はずっと本当のばあばであると思っていた。 もちろん二人は母の再婚に反対した。 特にじいじは興信所(探偵)を使って不倫相手の身元を調べ、子供が二人いて、婿養子として暮らしていたがDVが酷く別居中ということまで調べ尽くし再婚を反対していたらしい。 3人で住む借家を借りてくれて、私達の生活を支えてくれたじいじ。 だが母は人の言う事をきかない性格なので、勝手に再婚したらしい。 この時母は親としてでなく女として幸せになりたかったのだろうか… 母の身勝手な行動はそれから何回か起こる事になる。そうして不倫相手と4人の地獄生活が始まった。
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