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僕はいつものように眠りから覚めた
窓の外はいつも変わらない街並みと変わらない太陽
いつもと変わらない珈琲を入れていつものマグカップに注ぐ
TVを着けるといつもの朝の情報番組
「昨夜、〇〇市で殺人事件が……」
相も変わらずに悲しいニュースばかりだ
いつもの通り支度を済ませ
いつもの時間に家を出る
何にも変わらない世の中
単調で変化のない消化するだけの毎日
実に淡々としている
実につまらない
でも実際は自分で変わる事を望んでない
変わる事への恐怖、不安に脅えている
僕が望んでいるのは
絶対に変化しないという毎日
変わらないという幸福
そう、同じ音色を繰り返す
オルゴールのように
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