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「そなた、もう17であろう?」
「え・・・あ、はい」
突然の質問に困惑しながら桜李は答えた。
―なぜ、歳なんて聞くのだろうか。
「ならば今宵、床に入ってみろ」
「!?・・・え・・・?」
「意味は解るな?どうやらよい金蔓(かねづる)がやって来たようだ。いい機会であろう?」
「お・・・お待ちください!雲母様!確かに私はここで働かせて頂いていますが、妓女(ぎじょ)ではありません!」
「黙りんす。そんなことは承知じゃ。それとも、我の命が聞けぬと申すか」
「・・・っ・・・いえ・・・しかし・・・!」
―床だなんて、冗談じゃない!
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