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「ジャガ芋と肉が買えんかった…oyz」
俺は今日は肉じゃがのつもりだったのに…と呟きながらマンションの自分の部屋に帰った。
「ただいまー。…なんつって。一人暮らしなんだから誰もいませんよーっと」
とりあえず買ったものを冷蔵庫の中に入れようと冷蔵庫を開けた。すると、
「んむぅ~……」
少女が冷蔵庫の中で涎を垂らして幸せそうに眠っていた。
「え?…ちょっ!ええええ!??」
ああ、驚いたさ。いや、死ぬほどビビった。
だって冷蔵庫の中に小学6年生くらいの女の子が寝ているんだ。
それも一人暮らしの男の部屋に。
「おい!お前大丈夫かよ!?おい!」
俺はその少女を冷蔵庫から出して揺すった。
「んぅ…………ん?」
少しの間、揺すっていると目を覚ました。
「おお、よかった…。それよかお前、どうしてこんなところで寝てたんだ?ここ俺の部屋の冷蔵庫だぞ?」
しばらくその少女は俺の方を見た後、背伸びし、
「暑かったからよ。」
と答えた。
「は……?あ、暑かったから冷蔵庫に入ったのか?」
俺は目を点にさせながら少女に問い掛けた。
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