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「あのー…言ってる意味が理解できないんだが…」
「だーかーらー!アタイここに住むの!」
「は!?ちょっと待て!なんで俺がある日突然空から降ってきた天使少女と兄妹関係になるみたいな展開になってんだよ!しかも空から天使じゃなくて冷蔵庫から最強少女だぞ!いろいろおかしいわ!」
まだまだいいたいことはあるが今はこれくらいでいいだろう、と悟り今の疑問を一部分だけ吐き出した。
すると少女は俯き、こう言った。
「そ、それは……アタイ…帰る家がないから…」
「なんだ?その歳で家出か?達者なもんだ。さぁ住所を言え。強制連行だ」
「ちがっ!そ、そんなんじゃないわよ!」
「じゃあ、どんなんだよ?」
少し迷った後、少女は俺の目を見て
「アタイ、人間じゃないの…。幻想郷っていう別世界から来た妖精なの。」
「っていう設定か」
「ちっがあああああう!もういいわよ!コレ見て!」
少女が後ろを向くと少女の背中からつららのような物が6本ついていた。
「おお、すげーな。これどーやってるんだ?それに氷も本物っぽい…」
「全部本物よ!それにこれは羽なんだから!(えっへん」
「すごいな(棒読み)」
「でしょ!でしょ!これで信じてくれた??」
「いや、全然」
少女は膝を折って床に崩れ落ちた。
「手強いわね…ええい!こうなったらアレを使うしか…!」
「アレってなんだ?…ってあれ?急に温度が下がったような…」
そのとき、目の前の少女が手をかざし、こう叫んだ。
『パーフェクトフリーズ!!!』
「ぎゃああああああああああ!!!!」
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