ゴールデンフード

3/3
前へ
/54ページ
次へ
「コケー、ココ、コケー!」  私は雄叫びをあげた。翼を大きく広げ、そいつを追いかけまわす。 「わっ、なにする!」  そいつはおっかなびっくりなようすで、逃げだした。その背中に、私は飛び蹴りをかます。 「ぎゃあ! まったく、なんてニワトリだ。金粉を食わして、金の卵を産まそうとしただけなのに……。飼い犬に手を噛まれる、とはまさにこのことだ」  そいつがまだなにか言っているので、私はもう一発飛び蹴りをかましてやった。その衝撃で、そいつが倒れた。刹那、私のご飯がひっくり返る。金色の粉が宙に舞い、あたりはたちまち金の食卓となった。 (附記)  お題提供者さま  東ズムさん  ありがとうございます  お題『金の食卓』  以上の枠で書いてみた。お題どおりにできているのか、よくわからない。というより、それ以前に話がムチャクチャか。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加