a 好きの安売り

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走った。 一応足だけは女子の中じゃ1番速い。 息なんてきれない。 いつもなら。 でも状況が悪い。 私の平凡な平和な日々たち。 今まで平凡に平和にと積みかさねてきたものたち。 崩された。 先輩のこと、知られた・・・・。 前にもあった。 広瀬が私にキスしたところを広瀬の他の女が偶然見たことがあった。 広瀬は女たらしだから、沢山彼女がいる。 私は広瀬の毎日の告白に嫌気が差して付き合っただけ。 でも自分だけって思ってる女の子は、他の人とあいつがいるの知ったとき。 本当、面倒だった。 教科書は消えるし 上履きも使いものにならない。 だから何度か広瀬と縁を切ったが、広瀬はその女の子以上にうざかったので、すぐにまた付き合った。 勿論その女の子と縁を切らせた後に。 だから、広瀬との関係を外部に知られたくない。 ひどかった時は女の子の差し金か、男に襲われかけたこともあった。
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