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私より背のたかい先輩の歩幅にあわせるのは大変で、掴まれた腕が痛い。
繁華街をどんどん進んでいく。
「痛い!痛い!先輩!」
何度叫んでも先輩は手を離してくれない。
先ほどの優しい先輩の面影はなかった。
やだ。
あの時みたい。
先輩の足が急に止まって、細い路地に背を押された。
先輩の手が私の身体を探る。
「さつきい」
先輩も酔ってるんだ。
慣れた手つきでブラウスのボタンをはずされる。
怖い!
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