乗っ取り

2/2

17人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
 こいつは、間違いない。  俺じゃネェ!!!  中身が入れ変わったてのか??  バカな、、、この年で、、まさか、、、でも、いや、、サイキックテストだって、、落第点たぜぇ???  うん、名札か、徳野 康彦、トクノヤスヒコ、こいつの名前か。  夢じゃないよな。  イテッ、夢じゃないや。  ほっぺたをツネって痛さを確かめた。  痛かった。  壁にはってあるカレンダーをみた、1970だと。  ええ~ッ、1970年だ、と、オー!  今から、200年も前か!  どうすんだよ、どうすりゃ、いいんだよぅ。  そのまま五分か十分か、椅子に腰かけ、途方にくれていた。  背中に寒気が走った。  なんだ、なんか、いるぞ。  注意して目をこらしても、見えない。  部屋中を見回したが、いない、けど、誰かを感じる。  しばらくして、気がついた、俺の中からなんか感じる。  なんだ、コイツ、体の持ち主か???  まさか、でも、ヤッパ聞いて見ることにした。 「オィッ、体のもちぬしだろ、お前、ヤスヒコッてんだろ。答えろよ。」  俺は口に出して言った。  別人の声だった。  突然、頭の中?  いや、俺の中から声が聞こえた。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加