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朝の入浴介助が終わっても、昼の昼食介助が終わっても一向に厨房の休憩室から出てこない。
厨房は俺が働くデイルームの横にあるが、休憩室はまたその横にある。
昼ご飯を食べる事にした。
「10月から来る子西須君と同い年やって♪」
急に言ってきたのは女性職員の住本さん。
男性職員はお年寄りの家に送迎に行くが、女性職員は行かないため全体的な2回目の朝礼に出るので、顔を見ていた。
「なぜ俺に言うんですか?」
「西須君必死に送迎から帰ってきて探してたらしいじゃん!!」
松永さんの方をスグに睨みつけた。
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