2.瑞穂(ミズホ)

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「………」 今度は指先を伸ばす。 私は無言のまま、男の子の頭に手を置いた。 あの子は泣いていないだろうか? 「君…大丈夫?」 私は声をかけた。雨音が遮って聞こえないかも知れない。 「…き…さん、…ごめん」
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