2.瑞穂(ミズホ)

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類が私の膝に頭を置いた。 「親友の彼女」 私は上から類を見下ろす。 「俺が樹を好きなの知ってるんだ…」 私は類の独白を聞きながら、彼を見つめる。類は私を通して目の前にいない相手に向けて言葉を紡いだ。 「どうすれば良かったんだろう」
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