3人が本棚に入れています
本棚に追加
「君か。雷術を使えるって坊主は」
支部のリーダーと思しき、爽やかな感じの青年が、蒼太に声をかけた。
「あ、はい。そう言われてます……」
若干怯え気味に答えた少年。無理もない。軽く人間が信じられなくなっているのだから。
「はは、怯える必要はないさ。とりあえず俺らの自己紹介だな。」
不思議だ……
この人、なんだか分からないけど、話を聞いてるだけで安心できる……
それが、蒼太にとってのこの男の第一印象だった。
最初のコメントを投稿しよう!