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「はい、どなたでしょうか」
僕がドアを開けて言った。
「蒼太さんはここにいますか?」
金髪で外国人風、というか外国人がそう尋ねて来た。何かしたっけ?
「えぇ、僕がそうですが」
「へぇ、こんな子供がねぇ………」
意外、と言いたいかのように言う。
「で、何の用で来たのです?用が無いならお引き取り頂きたいのですが」
「君、『退魔』は知っているかい?」
金髪の青年の口から発せられた言葉は、とても意外なものであった。
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