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二時間目が終わり、同時にオルコットさんが来た。
うわ。本当に来た。
一夏助けてくれ。
等の念を込め、一夏に視線を送る。
リオ
『厄介なのに捕まった。助けてくれ!』
一夏
『知らん!俺まで巻き込むな。』
リオ
『あっ待て!視線をそらすな!』
以上。
アイコンタクト終了。
仕方ないので相手をする。
まあ訊いたの俺だしな。
セシリア
「いいこと?代表候補生とは国によって選出されるエリートですわ。ちなみにわたくしは入試主席のエリート中のエリートでしてよ?」
リオ
「……へぇ。」
あれ?
入試主席って前にも聞いたような。
同じことを何回も言うとか、老人かよ……。
セシリア
「…いまいちわかっていらっしゃらないようですわね。」
まあいいか、どうでも。
まだ終わる様子もなく。
髪をかきあげ、意気揚々と語り続ける。
セシリア
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とクラスを同じくすることだけでも奇跡…幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
リオ
「…理解するよう努力する。」
まあ無理だがな。
セシリア
「素直な方は好ましくてよ。」
満足げに頷くオルコットさん。
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