第一章 入学先はIS学園

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セシリア 「それにわたくし、入試で唯一教官を倒したほどですから。」 また自慢気に言うが……。 ん? 唯一? リオ 「あれ?一夏も倒したって言ってたぞ?なあ一夏。」 セシリア 「なっ…!」 一夏 「俺にふるなよ。」 困った顔で応える一夏。 セシリア 「…わたくしだけと聞きましたが?」 なんとか理性を保とうとしているが、ぎこちない。 すごく動揺しているようだ。 一夏 「女子ではってオチじゃないのか?」 ここでトドメのアッパーが決まったー! オルコットさんの理性は砕け散った! セシリア 「あなたも教官を倒したっていうの!?先ほどの授業の内容も満足に理解出来ない、知識の欠片もないあなたが!?」 あ~すごい嫌味。 一夏…南無。 一夏 「て言うかリオも倒してるぞ、教官。」 うわっバカ! 俺に矛先が向かないよう隠してたのに! さては腹いせだな? 最悪だ。友達を売るなんて! セシリア 「な、なんですって!?」 ほらぁ俺のとこに向かってきた。 リオ 「いやぁ…ねぇ?ははは…。」 苦笑いでごまかす。 セシリア 「ここまでコケにされたのは初めてですわ!」 あ。 無理だな。  
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