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「私はケーニッヒ君がいいです。」
「賛成!」
おおっ!?
俺か?
ちなみに俺は特務隊だった訳で、普段単独だが状況に応じて指揮をとっていたりした。
出来んこともないが、まあいいか。
俺に決まった訳ではないし。
千冬
「他には?誰かいないのか?」
一夏
「ちょっ!俺そんなのやらな──」
セシリア
「納得いきませんわ!」
バンと机を叩き、いきり立つオルコットさん。
というかみんな─主に黒と金髪の女性二名─物をもっと大切にしましょうか。
叩いたり叩いたり叩いたり!
机が傷んだり、頭が痛んだり。
被害しか出ません。
セシリア
「実力から見てもわたくし、セシリア・オルコットがなるのが道理。それをこんなお猿さん達にクラス代表をされてはいい恥晒しですわ!」
あなたは者も大切にしましょうか!
しかしとどまることはなく、ヒートアップするオルコットさん。
セシリア
「このわたくしにそのような屈辱を一年間も強いるおつもりですか?かたやまったく知識がなかったり、かたや礼儀を心得てなかったり、物珍しいだけで選ばれたんではたまりませんわ。」
はあ。
長くなりそうだ。
セシリア
「だいたい、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で──」
カチン。
イラッ☆
一夏
「イ──」
リオ
「ハッ。器がしれたな。」
同時に立ち上がるが、俺の台詞が一夏の台詞を押し退けてしまった。
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