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リオ
「貴族だかなんだかしらないが、所詮その程度か、大したことないな。」
セシリア
「っ!?このわたくしを侮辱する気ですの!?……数々の無礼、もう我慢できませんわ!決闘よ!」
ビシッと指を指す。
我慢の限界はこっちだって同じだ。
即答する。
リオ
「ああいいぜ。口が過ぎる嬢ちゃんは一回痛い目にあわないとわからないみたいだな。一夏もそれでいいか?」
一夏
「おう。ハンデはどのくらいつける?」
セシリア
「あら、さっそくお願いかしら?」
一夏
「いや俺がどのくらいハンデをつけたらいいのかなーて。」
一夏が言ったとたん、笑いが生まれた。
「織斑君、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって大昔の話よ。」
「男と女が戦争したら3日もたないって言われてるよ。」
ISは兵器として使えば世界最強らしい。
そして女性にしか反応しない。
なるほどな。
でもだからって、男が女より劣っている。
なんて決めつけて見下すのは違うだろ。
人のすごいところは力だけじゃないんだから。
一夏
「………じゃあハンデはい──」
手で一夏の言葉を遮る。
リオ
「ハンデとして俺はお前と戦るときは二分間手を出さない。」
ザワッと教室がざわめく
セシリア
「なっ!?」
「えー?それは代表候補生を舐めすぎだよ。」
オルコットはワナワナと震えて、絶句している。
代わりに後ろの席の子が話しかけてきた。
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