第一章 入学先はIS学園

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リオ 「問題ないよ。ありがとう。」 優しく返答すると、その子はいえ、べつに。と言ってうつむいてしまった。 リオ 「それだけじゃ不満か?」 セシリア 「っいいですわ!」 怒鳴って、こちらにツカツカと歩いてくる。 セシリア 「そこまで言って負けたりしたらわたくしの小間使い、いえ、奴隷にしますわよ。」 リオ 「ああ。」 千冬 「さて。話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。各人それぞれは用意しておくように。それでは授業を始める。席に着け。」 そこからさっきまでの言い争いが嘘のように、普通に授業が進められた。 † 一夏 「だぁ~!全く理解できない。」 放課後、一夏は机にうなだれていた。 リオ 「まあ周りがこれじゃあ集中も出来ないな。」 リオ、一夏の周りには変わらず女子達がキャイキャイと騒いでいる。 山田先生 「あー。よかった。まだ残っていたんですね。」 その女子を割いて入っていたのは山田先生だった。 山田先生 「えっとですね。何とか部屋の調整がついて、今日からさっそく寮に入ってもらいます。これ、キーです。」 はいと渡される。 急だな。 一週間は自宅から通うことになってたから準備も何もしてない。 リオ 「じゃあ荷物を取りに今から行くか?」 一夏 「そうだな。」 ガタッと立ち上がる。 千冬 「その必要はない。私が手配しておいてやった。ありがたく思え。」  
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