第一章 入学先はIS学園

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リオ 「すいません、ありがとうございます。」 さすが。行動が速いな。 千冬 「着替えと携帯の充電器があれば十分だろ。」 一夏 「……ありがとうございます。」 山田先生 「夕食は6時から9時、それと入浴時は自室のシャワーを使ってください。詳しくはこちらの手引きを見て下さい。」 薄い冊子が渡される。 急いで作ったんだろう。 少し造りが雑で右端だけをホッチキスでとめてある。 リオ 「わかりました。」 山田先生 「それじゃあ。寄り道せず、まっすぐ帰るんですよ。」 一夏 「はい。」 こうして、すぐそこにある学生寮へと向かった。 一夏 「1025、1025っと…ここだ」 リオ 「俺はもう少し奥の部屋みたいだな。明日飯行くとき声かけてくれ。じゃあな。」 部屋番の書かれたメモをヒラヒラさせ、そこで一夏と別れる。 リオ 「はぁ…」 小さくため息を吐く。 試合が決まったのは仕方ないとして…… ハンデなんて…ろくにIS操縦したことないのに。 つい昔の感覚で言ってしまった。 今はエースパイロットどころか新米のぺーぺーもいいとこだよ。 リオ 「…っと、ここだ」 部屋の中は広々とした一人部屋だった。 うん。落ち着く。 とりあえず手荷物を置き、ベッドへ転がる。  
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