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リオ
「すいません、ありがとうございます。」
さすが。行動が速いな。
千冬
「着替えと携帯の充電器があれば十分だろ。」
一夏
「……ありがとうございます。」
山田先生
「夕食は6時から9時、それと入浴時は自室のシャワーを使ってください。詳しくはこちらの手引きを見て下さい。」
薄い冊子が渡される。
急いで作ったんだろう。
少し造りが雑で右端だけをホッチキスでとめてある。
リオ
「わかりました。」
山田先生
「それじゃあ。寄り道せず、まっすぐ帰るんですよ。」
一夏
「はい。」
こうして、すぐそこにある学生寮へと向かった。
一夏
「1025、1025っと…ここだ」
リオ
「俺はもう少し奥の部屋みたいだな。明日飯行くとき声かけてくれ。じゃあな。」
部屋番の書かれたメモをヒラヒラさせ、そこで一夏と別れる。
リオ
「はぁ…」
小さくため息を吐く。
試合が決まったのは仕方ないとして……
ハンデなんて…ろくにIS操縦したことないのに。
つい昔の感覚で言ってしまった。
今はエースパイロットどころか新米のぺーぺーもいいとこだよ。
リオ
「…っと、ここだ」
部屋の中は広々とした一人部屋だった。
うん。落ち着く。
とりあえず手荷物を置き、ベッドへ転がる。
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