プロローグ

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次に目を覚ましたのは全く知らない場所だった。 ──いや、その言い方は正しくないな。 俺の世界とは違う、そう一般的には異世界と呼ばれている場所だった。 だが常識では所詮妄想だ。 知らなくて当然。 むしろそんなものあるなんて誰も信じていない。 俺も自ら体験しなければ信じなかっただろうな。 だがさらに信じられない事が起きた。 つい先ほど紹介された俺の愛機─フリーダムⅡ─が全長ニメートルほどになって、俺の全身、まさに頭のてっぺんから足のつま先までを鎧の様に包んでいた。 姿形はフリーダムⅡそのもの。しかし、サイズは大違いだった。 その日から俺の生活は文字通り変わってしまった。  
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