俺の日常

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「そんなことないよ、おいしくてよく味わってたんだ」 考え事をしてたけど一応口に物を入れてたからな。ごまかせるだろう。 「えへ、おいしいだなんて、私のなんてまだまだだよぉ」 今日のご飯を作ったのが彩ということも知っている。ただ、作ってあるものは夢の時とは違うけど…… 「達也、そろそろ食べきらないと学校に遅刻しちゃうわよ!!」 今言われたけど俺の名前は鈴木達也(スズキ タツヤ)。呼ばれる度に思うけど、ありきたりな名前過ぎるよな、これ。 「もうこんな時間か、さすがに時間かけて食べ過ぎたな」 そう言ってから一気に目の前のご飯を平らげる。 「ごちそうさまでした、彩、一緒に登校するぞ、着替えてくるから準備しててくれ」 「うん!!」 そんな会話をして俺は急いで学校に行く準備をする。
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