89人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ、さっきのおじさんってたっちゃんの知り合いなの?」
さっきの場所から少し離れたところで彩が聞いてきた。
「知り合いではないかな。さっきのは校長先生だよ」
「そ、そうだったんだ……あ、私、挨拶しなかったよぉ、なんで教えてくれないの?」
ちょっと慌てた様子の彩は本当に可愛らしい。夢の時とは大違いだ。
「いいんだよ、しなくって、知らない方が普通なんだから」
「でも知ってたなら教えてくれても……」
そうこう言ってる間に受付の場所についた。
最初のコメントを投稿しよう!